カメオ出演とは映画出演の特殊タイプのことで、俳優や歌手、監督などの著名人が、ほんの短い時間出演することです。
主に監督やキャスト、原作者、主人公のモデルになった人物など、その作品にゆかりのある人が出演することが多く、時には政治家やスポーツ選手などが出演する場合もあります。
「カメオ」とは、英語のcameo=名場面、山場という意味から来ています。また、装飾品のカメオのように、一目見ただけで分かる人物であるという意味でもあります。
装飾品のカメオ(英: cameo [ˈkæmioʊ])とは、瑪瑙、大理石、貝殻などに浮き彫りを施した装飾品・工芸品。 Wikipedia
スリラー映画の金字塔を数々生み出した巨匠アルフレッド・ヒッチコックが、たびたび自らの作品にカメオ出演していることは有名な話。日本においても、「黒い家」や「青い炎」「悪の教典」の原作者で知られる貴志祐介氏が、たびたび自身原作の映画作品に出演しています。
最近では、アメコミ映画が勢いありますが、そのアメコミ映画の中のマーヴェル作品の生みの親スタン・リーもカメオ出演をしております。後ほど一覧でご紹介いたします。
最近のハリウッド作品では以下の作品・出演者達がカメオ出演していますので、一覧でご紹介します。
作品 | カメオ出演 | 公開年 |
---|---|---|
デッドプール2 | ブラッド・ピット マット・デイモン |
2018年 |
ズーランダー NO.2 | ジャスティン・ビーバー アナ・ウィンター マーク・ジェイコブス トム・フォード ドナテラ・ヴェルサーチ カール・ラガーフェルド リル・キム |
2016年 |
ビッグ・アイズ | モデルとなっているマーガレット・キーン | 2014年 |
シン・シティ 復讐の女神 | レディ・ガガ | 2014年 |
エクスペンダブルズ | ブルース・ウィリス アーノルド・シュワルツェネッガー |
2010年 |
ゾンビランド | ビル・マーレイ | 2009年 |
トロピック・サンダー/史上最低の作戦 | トム・クルーズ | 2008年 |
ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!- | ケイト・ブランシェット | 2007年 |
オーシャンズ12 | ブルース・ウィリス | 2004年 |
ズーランダー | デヴィッド・ボウイ トム・フォード ビリー・ゼイン ウィノナ・ライダー ヴィクトリア・ベッカム クラウディア・シファー カルマン・キャス フランキー・ライダー ドナルド・トランプ ハイディ・クルム レニー・クラヴィッツ スティーヴン・ドーフ キューバ・グッディング・ジュニア ナタリー・ポートマン パリス・ヒルトン カール・ラガーフェルド ドナテラ・ヴェルサーチ クリスチャン・スレーター リル・キム トミー・ヒルフィガー グウェン・ステファニー エマ・バントン タイソン・ベックフォード ギャリー・シャンドリング フレッド・ダースト ルーカス・ハース サンドラ・バーンハード ジェームズ・マースデン ランス・バス ヴェロニカ・ウェッブ マーク・ロンソン ギャヴィン・ロスデイル |
2001年 |
作品 | 公開年 |
---|---|
X-MEN | 2000年 |
スパイダーマン | 2002年 |
デアデビル | 2003年 |
ハルク | 2003年 |
スパイダーマン2 | 2005年 |
ファンタスティック・フォー | 2005年 |
X-MEN: ファイナル ディシジョン | 2006年 |
スパイダーマン3 | 2007年 |
ファンタスティック・フォー:銀河の危機 | 2007年 |
アイアンマン | 2008年 |
インクレディブル・ハルク | 2008年 |
アイアンマン2 | 2010年 |
マイティー・ソー | 2011年 |
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー | 2011年 |
アメイジング・スパイダーマン | 2012年 |
アベンジャーズ | 2012年 |
アイアンマン3 | 2013年 |
マイティ・ソー ダーク・ワールド | 2014年 |
キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー | 2014年 |
アメイジング・スパイダーマン2 | 2014年 |
ガーディアンズ オブ ギャラクシー | 2014年 |
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン | 2015年 |
ベイマックス | 2014年 |
スタン・リーがカメオ出演する作品をチェックする際は、新作を含めたMARVEL作品を一挙配信のあるHuluがおすすめです。
日本でのドラマや映画では、カメオ出演という言葉よりも友情出演と特別出演を目にすることが多いと思います。 同じ意味なのでしょうか?それとも違いがあり、使い分けられているのでしょうか?
結論から言うと、「友情出演」と「特別出演」は、似ているのですが、別物で使い分けられています。
友情出演とは文字のそのままの通りで、監督や出演者の友人や親しい人に制作費の関係などで相場よりもかなり低い出演料(友情価格)または、ノーギャラで出演してもらっているケースで使用されます。
また、若手の俳優が自ら売り込み、格安で出演を行っている場合でも用いられることもあるようです。
例えば、ジャーニーズ事務所のような多くのグループ、先輩・後輩がいる事務所では応援といった形で、こういった友情出演が多くみられます。
一方特別出演とは、この役はこの人にお願いしたいという強い要望から出演をしてもらうことで使用されています。
その他に、一般的に主役を演じるクラスの大物俳優・女優、タレントなどが、主演以外の役、あるいはちょい役で出る場合にも使用されています。
大物の方にちょっとした役で出演してもらう際に「わき役でお願いします」というと気持ちが良いものではないので、「特別出演」という言葉を使うということもあるようです。