1995年12月。フェデックスのシステムエンジニア、チャック・ノーランド(トム・ハンクス)は効率と生産性を上げるために分刻みの時間に拘り世界中を飛び回っていた。チャックはテネシー州メンフィス在住のケリー・フレアーズ(ヘレン・ハント)と長年付き合っており結婚も意識していた。親族と過ごすクリスマスパーティーの最中、マレーシアでのトラブル解決のため呼び出されると、チャックは大晦日には戻って一緒に過ごす事をケリーに約束し貨物機で出発する。ところがチャックの乗った機は悪天候で太平洋に墜落してしまう。なんとか救命ボートにしがみ付いて嵐に耐えたチャックはとある島に漂着するが、そこは動物すらもいない無人島であった。
チャックの他には積荷である箱が10箱ほどと、同じ機に乗っていたアルバートの遺体も流れ着いていた。この島は浜から数百メートル離れたあたりを高波に囲まれており、遠方に光を見つけた際に脱出を試みるも、高波に救命ボートはあっけなくひっくり返されてしまうのだった。短期間での解決は無理だと考えたチャックは、回収していた積み荷の箱を、天使の羽根のロゴが描かれているひと箱を除き開封し、ビデオテープをロープ代わりに、スケート靴を鏡や斧代わりに、ドレスのネット部分を魚獲りの網にするなどし食料の確保しようとするが、やはり火がないと食すのは難しいと考え火おこしを試みる。しかし翌日まで続けても火は起こせず、手の平を切る怪我を負ってしまう始末。その際自棄になり放り投げたウィルソン製のバレーボールに付着した血が人の顔のように見えたチャックは、そこに目や口を書き込み、ウィルソンと名付け話し相手にするのであった。 無事に火を起こす事もでき食料の確保に成功したものの、救助隊が捜索するであろう範囲を計算すると、自分を発見するのは極めて不可能に近いという結論に至る。
4年後。チャックは離れた場所から銛で魚を仕留められるほどに、島での生存に適応していた。この4年の間に自殺も検討したチャックだが、島での唯一の話し相手であるバレーボールのウィルソンの存在と、ケリーへの愛を支えに正気を保って生き延びていたのだ。そんなある日、流れ着いた仮設トイレの板を帆にした筏(イカダ)を作れば、どうしても越えられなかった高波を越えられるのではないかと思いつく。1年前に自殺のテストで使用したロープを回収するなど使える材料をかき集め筏を作り、潮や風が脱出に適した沖向きに変わった事を合図に島の脱出を決行する。荷物は親友ウィルソンと、唯一開封しなかった羽根のロゴが描かれている箱。チャックにとって希望のシンボルだった羽根のロゴを書き込んだ帆は上手く機能し、高波を乗り越えることに成功、ついに島を脱出したのであった。しかしそこは広大な太平洋のド真ん中、何日漂流しても船に遭遇する気配はない。激しい嵐に帆が飛ばされても希望を捨てなかったチャックだったが、半壊した筏からウィルソンが外れ流されてしまうと、必死に救出を試みるも、体力を消耗しきった状態では筏からの命綱を離れて追う事ができず、どんどん遠のいていくウィルソンに謝る事しかできなかった。そしてウィルソンを失ったチャックは初めて大声を上げて子供のように泣きじゃくった末、ついに生還する気力と希望をも失いオールを海に放つのであった。 しかし筏の上に倒れ、ただ死を待つ状態だったチャックを、通りがかった貨物船が発見するのだった。 1ヶ月後、体調も回復したチャックは会社の計らいで帰国を祝うセレモニーやパーティー、そしてケリーとの再会の場を用意される。しかし再会の場にケリーの代わりに現れた男性から「自分はケリーの夫だ。ケリーはあまりの事に動揺して今日は来れない」と告げられるのだった。4年前、チャックは死んだとされ葬儀も行なわれており、ケリーも今や再婚して娘をもうけていたのだ。 後日、チャックは雨の夜中にケリーの家を訪れ再会を果たす。お互いに愛している事を確かめ合うふたりだったが、ケリーには新しい家庭があり、もう元の関係には戻れないのだ。
その後ウィルソンと同製品も購入したチャックは、羽根ロゴの箱を送り主に届けにテキサス州カナディアンを訪れるが、家主が不在のため感謝するメモ書きを添えて戸口に箱を置いて去る。しかし十字路で行き先を決めかねているチャックに、通りがかった女性が道案内を済ませ走り去る際、女性のトラックに箱と同じ天使の羽が車の後部に描かれていることに気付く。一人になったチャックは各行き先を眺め、最後に女性の車が走り行く方を見て穏やかに微笑むのであった。
キャストアウェイ - wikipedia
好きな映画はいっぱいあるけど1番はトムハンクスの『キャストアウェイ』すべてが詰まってる。
— 須田哲也 (@sudatetsuya) 2018年11月9日
共感していただけて嬉しいです☺キャストアウェイは私にとって圧倒的にナンバーワンの映画でなんです。ウィルソンが漂流して離れていってしまうシーンは心が張り裂けそうで辛かったです💧今思い出しても涙です💧 pic.twitter.com/9Qe8axa124
— maria*uno (@KMorerock) 2018年11月9日
キャストアウェイ!ウィルソン… #生涯ベストワン映画 pic.twitter.com/Vlj3yKVNxR
— maria*uno (@KMorerock) 2018年11月8日
飛行機乗れば?みたいなシチュエーションは高いし~って極力避けてるのに北海道行くときはさすがに乗らなきゃいけなくて離陸で1人静かに号泣したわ昔は普通に乗っててキャストアウェイ見てから無理になったけど自分が飛行機あんな怖くなったと思わなかったwwwwwwwwww
— •°¤*(ま' .. 'い)•°¤* (@moi1016) 2018年11月6日
#キャストアウェイ
— 🎥三 神 シ モ ン🎥 (@mikami5762) 2018年10月14日
評価★★★★★
無人島で頑張るトムさんの映画🎥
トムさんに、人間ドラマやらせると、凄く巧い。
搾り出す様な「悲しみ」の場面も、トムさんがやると、どこか「温かみ」を感じてしまう😚
トム・ハンクスを堪能したい方はこの作品をどうぞ👍
とても素晴らしい映画です🍿 pic.twitter.com/BCS39hhjRN
作品名 | キャストアウェイ |
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キャッチコピー | 世界の果てで彼の旅が始まった |
作品のタイプ | 映画 |
作品ジャンル |
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制作年 | 2000年12月 |
製作国 | アメリカ |
制作会社 | イメージムーバーズ |
監督 | ロバート・ゼメキス |
キャスト | チャック・ノーランド/トム・ハンクス(井上和彦)、 ケリー・フレアーズ/ヘレン・ハント(勝生真沙子)、 スタン/ニック・サーシー(石塚運昇)、 ベッカ・トウィグ/ジェニファー・ルイス(片岡富枝)、 ユーリ/ピーター・フォン・バーグ(鈴木清信)、 ジェリー・ロベット/クリス・ノース(諸角憲一)、 ベッティーナ・ピーターソン/ラリ・ホワイト(松本梨香)、 アルバート・“アル”・ミラー/ヴィンス・マーティン(菅生隆之)、 本人役/フレッド・スミス(大木民夫) |
話数・エピソード | 144分 |
公式・関連ページ | https://www.allmovie.com/movie/v229030 |