明確に二部に分かれた構成。前半では海兵隊訓練所で新兵が受ける過酷な訓練、後半では彼らのベトナムでの行動が描かれる。
ベトナム戦争時、アメリカ海兵隊に志願した青年たちは、サウスカロライナ州パリス・アイランドの海兵隊訓練キャンプで厳しい教練を受ける。キャンプの鬼教官・ハートマン先任軍曹の指導のもとで行われる訓練は、徹底的な叱責と罵倒、殴る蹴るの体罰が加えられ続けるという、心身ともに過酷を極めるものだった。さらに連帯責任による懲罰、訓練生の間で行われるいじめなど閉鎖的な空間で受ける社会的ストレスが次々と描かれていく。落ちこぼれだった訓練生レナードは、ジョーカーら同期生のサポートを受けて訓練をやり遂げ、最終的に射撃の才を認められ高い評価を得るが、過酷な訓練により精神に変調をきたしてしまい、卒業式の夜にハートマンを射殺した後自ら命を絶つ。
厳しい訓練を耐え抜き一人前の海兵隊員となった彼らは、ベトナムへ送られる。テト攻勢の第一撃を受けた後、前線での取材を命じられた報道部員のジョーカーは、訓練所での同期であったカウボーイと再会し、彼が属する小隊に同行することとなる。ある日カウボーイたちは、情報部から敵の後退を知らされ、その確認のためにフエ市街に先遣される。しかし交戦地帯で小隊長が砲撃で戦死、さらに分隊長をブービートラップで失う。
残る下士官のカウボーイが部隊を引き継ぐも、進路を誤って転進しようとしたところに狙撃兵の待ち伏せを受け、2人の犠牲者を出す。無線で前線本部の指示を仰ごうとしたカウボーイは、廃ビルの陰に隠れたつもりが、崩れた壁の隙間から襲ってきた銃弾に倒されてしまう。残されたジョーカーらは狙撃兵への復讐を決意し、煙幕を焚いたうえで狙撃兵がいるとみられるビルに忍び込む。ジョーカーが見た狙撃兵の正体は、まだ若い少女だった。ジョーカーは狙撃兵から返り討ちにされそうになるが、駆け付けたラフターマンが彼女に銃弾を浴びせた。虫の息となった狙撃兵の少女は祈りながらとどめを刺すよう懇願し、ジョーカーは様々な思いの中で拳銃の引き金を引いた。
運よく五体満足で任期を終えられる期待に喜びを感じながら、ジョーカーらは高らかに歌いつつ、闇夜の戦場を行軍してゆく。
フルメタル・ジャケット - wikipedia
戦争映画ですごいな、と思えたのは「フルメタル・ジャケット」スタンリー・キューブリック監督作品。前半部は、訓練シーン、後半部は、戦闘シーンが描写されている。特に、前半部分は非常によくできている。人間が狂っていく経緯を克明に描いている。
— 映画マン (@smartcoimo1) 2018年11月24日
好きな映画ですか?「フルメタル・ジャケット」です!
— 的場まりな (@oni_gunso02) 2018年12月1日
映画「フルメタル・ジャケット」鑑賞:87年アメリカ映画。スタンリーキューブリックさんのベトナム戦争映画。3回目。この映画を好き、というのは、(内容がヘドだから)複雑だけど、多分、自分の中ですごくすごくすごくすごくしっくりくる映画だと、また、観て、思う。渇いてる。超・傑作。→ pic.twitter.com/p6qRwmNfVq
— 👑小野寺ずる💎 (@zuruart) 2018年11月25日
休日の過ごし方が分かんなくなっちゃって、朝からフルメタル・ジャケット見てる。 pic.twitter.com/tXsYBWEfOK
— かしお。 (@kashiooo) 2018年11月23日
作品名 | フルメタル・ジャケット |
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キャッチコピー | 映画史上最高の戦争映画 |
作品のタイプ | 映画 |
作品ジャンル |
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制作年 | 1987年6月 |
製作国 | イギリス、アメリカ |
制作会社 | ワーナー・ブラザース、ホーク・フィルム |
監督 | スタンリー・キューブリック |
キャスト | ジョーカー/マシュー・モディーン、 アニマル・マザー/アダム・ボールドウィン、 エヴァンス/アーリス・ハワード、 エイトボール/ドリアン・ヘアウッド、 ハートマン/R・リー・アーメイ、 レナード/ヴィンセント・ドノフリオ、 シノスキー/エド・オロス |
話数・エピソード | 116分 |
公式・関連ページ | https://www.imdb.com/title/tt0093058/ |